もう一度むすんで 23 もう一度むすんで(成一) 完結 顔をみることはできなかった。 記憶の中の彼女を覚えていてほしい、と喪主は言った。その言葉に、仕事柄色々なことを察した。一保さんも同様で、黙ったまま外へおれを促した。「外の風にあたろう」 焼香の匂いがただようなか、彼女の職場のひとびとが会場... 2022.03.11 もう一度むすんで